広告技術の未来を占う三種の神器!

大変ご無沙汰しております、taiyoh(@ttaiyoh)です。
本日の「777ブログウェイ」は僕が執筆を担当いたします。

そもそも「777ブログウェイ」とは

この記事は面白法人カヤックの七夕のイベント「777」に向けたリレーブログです。

技術系のアドベントカレンダー(*)になぞり、777イベントが開催される7月7日までの期間に、
4つの職能ブログ ( エンジニアデザイナーフロントエンドエンジニアディレクター ) を横断し、更新します。

テーマは「つくるための三種の神器」。

カヤック有志による、それぞれの切り口で記事を投稿していきます。
では期間中、どうぞお楽しみにください。

僕にとっての「三種の神器」とは

今僕はクライアントワークチームの技術部に所属しているので、「広告技術」という観点から、
これからの広告表現として台頭しそうな(主にサーバサイドの)技術を3つ取り上げたいと思います。
既に存在しているものばかりですが、もっとこの手の表現が増えるであろう、増えてほしい、
という僕の願望ベースでのピックアップですので、未来予測ではありません。
この点ご留意ください。

node.js、またはasynchronousかつリアルタイムな情報伝達

nodejs-dark.png

クライアントワークチーム内では、端的に言うとチャットシステム的なものを
「リアルタイム通信」という言葉で包括しています。
今まではそうしたリアルタイム通信ものを扱う場合、 AnyEvent(Perl),EventMachine(Ruby),Twisted(Python)等での実装を想定していましたが、
node.jsが出てきた今、syntaxがjsであることでとっつきやすくノウハウ共有もしやすいため、
クライアントワークチーム内では急速に浸透してきています。
現在、クライアントワークチームとして色々と検証を行いながら導入の機会を探っていますので、
いずれどこかでお目にかかることがあるかもしれません。

クラスタリング

Kmeans_plotting2.png

言語レベルでアルゴリズムやそれをライブラリ化したものは結構ありますが、
それを更にコンテンツにまで昇華させて広告表現として使用してるケースって、
あまり見ない気がしています。
昔、とある自社プロジェクトでk-meansbayonを使ったことがありますが、
こういったのをクライアントワークとしてまたうまく使ってみたいな、と思っている今日この頃です。

ソーシャルネットワークの更なる活用


20111214-NodeXL-Twitter-User jowyang network graph no jowyang edges / Marc_Smith

端的に言ってしまえば現状、facebookのことなのですが。
今はキャンペーンサイトへの誘導のために、ウォール投稿をメインとしたコンテンツが主流だと思います。
ただ、facebookには他人との関係を導き出す為のAPIがいくつもあり(もちろんプライバシーの範囲内で)、
さらにはオープングラフなどの新たな概念も生み出してきているので、
ここでもっと企画の面白さを生かせられるのではないかと思います。
また、facebookだけでなく、TwitterやGoogle+など、
ソーシャルネットワーキングのサービスは色々ありますが、
そうしたサービスとクライアントさまの希望を結びつけることにより、
今までにない化学反応を生み出すことが、
より世の中を面白くすることに繋がっていくのではないかと思っています。

最後に

いかがでしたでしょうか。既に「古い」技術だというツッコミもありそうな気がしますが、発想次第で、ユーザーに、これまでなかったような新たな体験を提供することは可能なのではないかと考えています。
カヤックのクライアントワークチームでは、プランナーやデザイナー等、
一丸となってユーザーに新しい体験を提供しようと、日々研鑽を続けております

さて、明日の777ブログウェイはHTMLファイ部がお送りいたします。お楽しみに!